「近代文化 スラブと日本の対話」国際研究会は、2012年8月28日から29日に、セルビアのベオグラード大学で行われました。2日間で、30人の報告があり、セルビア、日本が多かったのですが、オーストラリア、ロシアのウラジオストックなどからも参加しており、まことに多彩でした。
30日は、ラバニカ修道院、マナシア修道院見学旅行がありました。
往復それぞれ2日を要して三日間ではありましたが、スラブ世界からの視点に接することで、西欧とアメリカが西洋であるという固定観念が打破される貴重な機会となりました。
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わたくしは、トップバッターとして「近代日本倫理思想の特質」という報告をしました。隣は次に報告された梅花女子大学の稲山聖修先生です。
8月28日 |
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日露戦争に際して、モンテネグロがロシア支援のため、日本に宣戦布告したとする伝説化した事柄にかんする報告がありました。8月29日 |
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同僚の鐸木道剛さんの報告風景です。物質観に焦点を当てて日本と西洋の美的感性の差異を示すものでした。8月29日 |
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ラバニカ修道院の入口付近で、埼玉大学の野中進先生に撮っていただきました。8月30日 |
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修道院めぐりの帰路、ベオグラード市内に入ったところで、バスが故障して動かなくなり、男性たちがバスを道路脇に寄せるため押しています。8月30日 |
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チトー大統領の墓を見学しました。公園として整備されたなかの博物館のなかに遺体が安置されています。8月31日 |
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1999年のNATOによる空爆の跡です。2003年3月に訪問したときには他にいくつも破壊された建物がありましたが、いまはここだけとのことでした。此の写真の撮影方向とは逆ですが近くに、2003年3月にジンジッチ首相の暗殺されたビルがあります。8月31日 |